「自分」を形づくるもの~「舞台 転校生 女子編」
~あらすじ~
ある高校の教室。高校生達の一日。課題図書や近しい人の病気や出産の事が話題になっている。そこへ、「朝起きたらこの学校の生徒になっていた」と言う転校生がやってくる。
日々教室で繰り返される他愛のない会話とともに「生」と「死」が同時に語られていく。
転校生を受け入れながら、身近で起きている出来事を通して、人間の存在の不確かさが浮かび上がる現代口語演出の秀作。
劇場公演時に観に行きたかった作品でしたが、タイミング合わずに観れなかった作品です。一年経って期間限定でyoutube公開ということで、鑑賞して参りました!
https://www.youtube.com/watch?v=7gYY9eo1ulY&t=1s
↑13日まで無料公開!
アラサー男性にとって、この年齢になると色々な「悩み」を抱えています。。。それでもその「悩み」こそが「自分」を形づくっていると思わせられる作品でした。
この作品で描かれるのは本当に何も起こらない高校生の「日常」です。それでもその「日常」が凄い感動的なんですよね。。。作中では全世界の高校生の厳しい「現実」が語られます。。そしてその「現実」と向き合うからこそこの高校生の「日常」がかけがえのないものだと実感できます。。
今回の平田オリザさんの名作を演出したのは、本広克行さんです。映画監督として賛否両論の印象をもつ本広さんですが、演劇フリークで有名なんですよね。この二人のコンビと言えばももクロ主演で学生演劇を描いた「幕が上がる」です。個人的に本広監督最高傑作で、ももクロの輝きと学生特有の生々しさがマッチした素晴らしい作品でした。
- 価格: 4594 円
- 楽天で詳細を見る
- 価格: 759 円
- 楽天で詳細を見る
期間限定ですが、短めの時間で楽しめる作品ですので是非!来週は男子編が公開されます。楽しみですね。。