かんそうをいろいろおとすブログ

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「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」~熱い「言葉」のぶつかり合い!

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1969年5月に東京大学駒場キャンパスで行われた作家・三島由紀夫と東大全共闘との伝説の討論会の様子を軸に、三島の生き様を映したドキュメンタリー。1968年に大学の不正運営などに異を唱えた学生が団結し、全国的な盛り上がりを見せた学生運動。中でももっとも武闘派とうたわれた東大全共闘をはじめとする1000人を超える学生が集まる討論会が、69年に行われた。文学者・三島由紀夫は警視庁の警護の申し出を断り、単身で討論会に臨み、2時間半にわたり学生たちと議論を戦わせた。伝説とも言われる「三島由紀夫 VS 東大全共闘」のフィルム原盤をリストアした映像を中心に当時の関係者や現代の識者たちの証言とともに構成し、討論会の全貌、そして三島の人物像を検証していく。ナビゲーターを三島の小説「豊饒の海」の舞台版にも出演した東出昌大が務める。監督は「森山中教習所」「ヒーローマニア 生活」の豊島圭介
2020年製作/108分/G/日本 配給:ギャガ 以上、映画.comよりhttps://eiga.com/movie/92457/

繰り広げられる熱い「言葉」のぶつかり合いが必見の作品でした!

 

三島氏と東大全共闘、両者とも冷静で高度な言葉選びをしながらも、その根底にある強い想いが当時の映像からビシビシと伝わってきます。

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僕は両者(右・左)の思想にも共感してるわけではないけど、純粋に面白い「言葉」のぶつかり合いに、ドキドキワクワクの連続でした。

 

三島氏のどこから撮っても画になるカッコいい佇まい。劇中で大きな異物感をもたらす赤ん坊を抱えたアイツ。純粋に映画として楽しい一本です。

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ラストのこの戦いを経験した者たちの熱いメッセージも含め、とにかく熱量をもった映画でした。公開中なので、ぜひ劇中で!!