「人生は喪失の連続。でも…。」〜四月の永い夢
「走れ、絶望に追いつかれない速さで」などの新鋭・中川龍太郎が監督・脚本を手がけ、第39回モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連盟特別表彰を受賞したヒューマンドラマ。3年前に中学校の音楽教師を辞めた27歳の滝本初海は、現在は近所のそば屋でアルバイトをしながら暮らしている。そんなある日、彼女のもとに1通の手紙が舞い込む。それは3年前の春に亡くなった恋人が彼女に向けて書き遺したものだった。この手紙をきっかけに、初海の変わらない日常が再び動きはじめる。ヒロイン・初海役に、ジブリ映画「かぐや姫の物語」で主人公の声を演じた朝倉あき。初海に恋する青年・志熊役を三浦貴大が演じる。
2017年製作/93分/G/日本 配給:ギャガ・プラス 以上、映画.comよりhttps://eiga.com/movie/87400/
映像全てが綺麗で落ち着いていて、監督の繊細で優しい目線が印象的な作品でした。中川監督は昨年の「わたしは光をにぎってる」も、今年の「静かな雨」も一歩引いた目線で起こる事象を撮影しながら、出演者への優しい目線が印象的な監督です。
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↑どちらも素晴らしい作品でした。出演者がみんな好きになる作品です。。
今回の朝倉さんと三浦さん二人の目線は、それらの作品と比較してもより近く優しく感じました。
何気ないシーンでも、涙が溢れてくるような作品です。
劇中で語られますが、人生は「喪失」の連続です。それでもそれは同時に新たな「想い」が産み出されるということだと思います。それこそ劇中の朝倉さんと三浦さんの関係のように。
「喪失」と同時に新たに産まれる「想い」に強い希望を感じた作品でした。。
今更ながら観て良かった作品です。個人的に大切な一本となりました。。今ならAmazonプライム・ビデオで観られますので、時間がある際には是非一度ご覧ください。。。
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↑サウンドトラックも欲しい。。。素晴らしい劇伴でした。。。