かんそうをいろいろおとすブログ

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ドロメ男子編/女子編 ドロメをぶっとばせ!

 

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 女子高と男子高による演劇部の合同合宿を舞台に、同じ時間軸で進行していく女子、男子それぞれの視点による物語を2本の作品として描いた青春ホラー作品の「女子篇」。監督は「ライチ☆光クラブ」の内藤瑛亮。主人公・小春役に森川葵。翌年に控えた共学校への統合を見据え、男子高・泥打高校で合同合宿を行うこととなった、女子高・紫蘭高校の演劇部員。颯太ら男子部員との出会いに期待と不安を抱きながら、泥打高校へ向かう山道を進んでいく小春たちは、崖の下で泥まみれになった観音像を見つける。男女合同による合宿がスタートするが、恐ろしく奇妙な出来事が次々と部員たちに襲いかかる。それらは昔から山の言い伝えである「ドロメ」の仕業であるということが明らかになっていく。「男子篇」では主人公となる男子部員・颯太役をドラマ「ごめんね青春!」の小関裕太が演じている。
2016年製作/98分/日本
配給:日本出版販売 以上、映画.comより https://eiga.com/movie/83874/

大好きな内藤瑛亮監督作品。それでも唯一観れてなかった作品でした。結果的には、この時期だからこそ観れて良かった、このコロナの混沌とした雰囲気をっ吹っ飛ばしてくれるような爽快作でした!

 

作品としては女子編→男子編で観るのがオススメです。女子編で謎だった部分が、男子編で明かされます。女子編と男子編、どちらも若人特有のバカな言動とそれとは裏腹の繊細さで溢れていますが、だからこそ…ラストの展開に最高に心が熱くなります。。。

 

今回の敵はタイトルにもなっていますが、ドロメさん。良い感じに殴りたくなりそうな雰囲気があります。

 

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個人的には女子編の方が話としてはまとまっていると思いました。森川葵さん演じるキュートで気弱な小春ちゃんのラスト、覚悟を決めた表情はとにかく良いです。男子編も内藤監督の作品で一貫して描かれる「親」への想いが最高潮に達するシーン、本当に心が熱くなります。

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二本とも低予算ではありますが、見ごたえのある作品でした。。。皆様、時間があったらご覧ください。。。

 

内藤監督は構想8年の新作「許された子どもたち」が公開予定です。。。こちらも必見の作品なことは間違いないと思っています。


映画『許された子どもたち』予告編

 

 

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↑一昨年の私的ベストの内藤監督作品です。色々語りたいことがある作品なので、詳しくは後程。。。