血を吸う粘土
特殊メイクアーティストとして数多くの映画で特殊メイクや特殊造型を手がけ、アメリカ製ホラーオムニバス「ABC・オブ・デス2」の一編では監督を務めた梅沢壮一が、長編映画で初メガホンをとったホラー作品。とある美術専門学校を舞台に、怨念のこもった粘土の封印を解いたことから、阿鼻叫喚の地獄が広がっていく様を描いた。ある地方の美術専門学校に東京から転入してきた日高香織は、学校の倉庫に乾燥した水粘土の粉が置かれているのを見つけ、水をかけて粘土を元に戻してしまう。しかし、その粘土は無残な死を遂げた彫刻家の怨念がこもった悪魔の粘土「カカメ」だった。カカメは学校の生徒たちをひとりまたひとりと取り込み、恐るべき怪物へと変化していく。主演は講談社主催のオーディション「ミスiD 2017」グランプリの武田杏香が務め、同じく「ミスiD 2017」受賞者の杉本桃花、藤田恵名、牧原ゆゆが共演。 2017年製作/日本 配給:ブラウニー
以上、映画.comより https://eiga.com/movie/87151/
CINEMA DISCOVERIESにおいて鑑賞。個人的にB級ホラーの造り物感が好きだったりするのですが、私にとっては感性を刺激するたまらない作品でした。。。
B級ホラーというのは、形式的なストーリーラインの中でどれだけ特徴的なものを魅せられるかというのをポイントとすると、今回は特殊造形を使った特撮と、そこから繰り出される爆発力溢れたラストだと感じます。
今回人々を襲う怨霊はカカメさん。これがまたキュートさを兼ねていて、不気味さを醸し出す造形で良いですね。
↑これを動かす特撮も映画らしくて良いんですよね。
ヤラれる方々も演技経験の少ない人たちだと思いますが頑張りました。。ベテラン陣の黒沢あすかさんとあるベテラン俳優さん(ネタバレのため名前は出しません。。。)も、型式的な演技ですが、映画の雰囲気によく合っていたと思います。。。
特殊造形の素晴らしさは、特殊造形という技術が「芸術」だと改めて感じれるほどです。そして、この「芸術」が美術専門学校で起こす惨劇という点にマッチしていて、この映画の白眉だと感じました。。。
↑作品の中でもマシの方のやつです。。作中だともっと凄いことになります。。。
ラストは正直、想像できないレベルまで話的にもスケール的にもが飛躍&爆発します。これが結構賛否分かれるものだと思いますが、私的にはこの映画の爆発力こそが魅力だと感じております。。。
https://www.youtube.com/watch?v=l2lzgaOvee0&feature=emb_title
(「血を吸う粘土~派生」予告編)
↑続編もあるみたいですね。。観たい。。。
ホラーを観たいとき。。。時間がある時にでもぜひご覧ください。。。。
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